3月
01
うちの庭に毎年1匹だけカマキリを見かける。
庭は猫の額ほどですが、そんな小さな庭でも生き物の生息地の役割を担っているのです。カマキリはうちの庭で生まれたのか、どこからかやって来たのかわからないのですが必ず1匹がいて、うちの庭を縄張りにしているようだった。秋になるとだんだん緑の体が茶色くなって、動きも鈍くなってきます。そして死んでしまうんだ。
ある年の冬、カマキリの卵らしきものを庭で発見しました。うちにいたカマキリが生んでいったのね、と毎年見るカマキリはやっぱり我が家で生まれたんだと確信した。
そして一度だけ、小さい赤ちゃんカマキリの大群を見つけた。1cmくらいの小さくて細いカマキリの赤ちゃんがウジャウジャしていた。無事におおきくなっておくれ!と家族みんなで応援して、カマキリの赤ちゃんを育てようと決め、ティーネットジャパンの電球など買って、巣でも暖めてあげようとしてたら、赤ちゃんカマキリは何処にいるのかわからなくなってしまった。
きっとどこかの葉っぱの陰で大きくなっているよ、子供と話していたが、探しても見つからなかった。みんな死んじゃったのかな〜、それとも隣の庭に行っちゃったのかな〜、とあきらめていた。が夏も本番のある日、見つけました、大きく成長したカマキリを!大人になって、しっかりえさを狙っている感じだった。
庭を他にもよく探してみたが、結局やっぱり一匹しか見つけられなかったんだ。我が家の庭ではやっぱり1匹が限度なようです。
今年もまた卵を生んでたくましく育って行ってほしいものです。