リンゴと言えば、冬の果物の代名詞でもあり、日本では果物の王様的存在ですが、日本だけでなく世界中でも愛され栽培されています。

日本のリンゴの代表品種はフジですが、青森県藤崎で作られた品種です。

1930年代にアメリカのデリシャスと日本の国光を交配して作られました。

そして袋をかけて栽培されたものをフジ、袋をかけずに栽培したものをサンフジと言います。

袋をかけた方が赤くきれいに色づきますが、かけない方が糖度がまして甘いと言われています。

日本ではこのフジの生産はリンゴ全体の55%をしめていて、青森・長野が産地の代表です。

しかしフジの人気は日本だけにとどまらないことをご存知でしょうか?中国ではリンゴ生産の45%がフジです。

アメリカでも1980年代に市場に入って以来人気が高まり、デリシャス、ゴールデンデリシャス、ガーラについで第4位です。

以前アメリカ人に、リンゴはフジが美味しいわよ、と言われたので、フジは日本のリンゴですよ、と答えたら、びっくりされました。

そのアメリカ人はフジは日本のリンゴだと知らなかったのです。

それほどまでにフジリンゴは浸透しているのです。

そして国によって好まれる大きさが違います。

中国では大きいリンゴが好まれます。

お祝い事にも使われるため大きい方がおめでたいそうです。

アメリカでは小さいリンゴが好まれます。

それは日本人のようにきれいにむいて食べるのではなく、丸ごと皮ごとかぶりつくので、一人分にちょうど良い小さめが好まれるのです。

もっともっと世界に日本の美味しいフジが広がっていくといいですね。

りんごとトウモロコシ